たねを蒔く

R7魅せる工場見学プロジェクト 
レポートVOL4 共進 編

R7魅せる工場見学プロジェクト 
レポートVOL4 共進 編

2026.01.19
Cグループの後半の企業は共進です。
共進は創業昭和37年の金属加工メーカーです。
切削加工や研削加工のほか独自技術のカシメ接合法を用いて、精密部品を製造しています。
共進さんの独自技術のカシメ接合法って何?どんなものに使われているんだろう?
さあ、共進さんの魅せる工場見学の始まりです。

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五味社長の挨拶からスタート

はじめに、五味社長から学生の皆さんへ製造業で働くことについて語っていただきました。
「皆さんは、工業はあまり身近ではないと思っているかもしれませんが
弊社には毎年諏訪実業高校の生徒が入社してくれています。
諏訪は工業が盛んな地域なので、市内で働いている人のうち
30%くらいの人は製造業の仕事をしています。
製造業は、土日休みで残業もあらかじめ分かっていることが多いので、働きやすいと思います。
本日の魅せる工場見学を通して、製造業を身近に感じてもらえたらと思います。」

企業紹介

続いて、総務部総務課の竹村係長から会社紹介をしていただきました。
「共進は、部品の製造メーカーです。
共進の部品は、自動車の心臓部分であるエンジンなどで使われています。
小さな部品ですが、人の命に関わる大事な部品です。
また、共進には『カシメ接合法』という独自の技術があります。
棒状の部品に溝を作り、ドーナツ型の部品に通し、上下から圧力をかけて2つの部品をくっつける技術です。
圧力のかけ方が難しく、共進にしかできない技術です。
カシメ接合法は、大量生産を可能にしたり効率をアップさせたりするとともに
省資源・省エネルギーを実現し、SDGsにも合致しています。
製造過程においては大量の二酸化炭素が排出されていますが、
その大部分を占めているのが原材料の生産・加工工程です。
原材料を余分に削ることなく加工できるカシメ接合法は、世界に優しい技術と言えます。
そして、共進では社員が安心して仕事ができるように、DX Selection 2023や
健康経営優良法人ブライト500等様々な認証を取っています。
就職活動をする時に、どんな認証を取っている会社か参考にしてみてください。」
ウェルカムボードで生徒をお出迎え
ウェルカムボードで生徒をお出迎え
五味社長から学生へメッセージ
五味社長から学生へメッセージ
企業紹介に耳を傾ける
企業紹介に耳を傾ける

ここからは、1班5~6人の3班ずつ、工場内を巡るシゴト見学グループと
共進の仕事の一部を体験するシゴトゲームグループに分かれていきます。

~シゴト見学編~

工場内を安全に回るために帽子をかぶり、機械音が響く作業場でも快適に学べるよう
ワイヤレスガイドをお借りし、職場の見学をさせてもらいました。
諏訪実業高校卒業生を含む若手社員の方々から各部署の仕事の内容ややりがい、
キャッチコピーを教えていただきました。

製造部自動旋盤課

風間さん

“削ることで、価値を創る”

自動旋盤という機械を用いて、金属の部品をたくさん作っています。製造部門の一番はじめの工程として、品質と効率の要を担っています。前よりも多くの数の部品を作ることができるようになった時に成長を感じます。
切削加工について説明いただきました
切削加工について説明いただきました
自動旋盤の機械を近くで見せてもらいました
自動旋盤の機械を近くで見せてもらいました

製造部出荷検査課

山田さん

“見る、削る、守る。品質の最後の砦”

キズや汚れなどの不良品がないか検査したりお客さんから要求された寸法や社内基準に収まっているか測定したりしています。最初は気づかなかったところに気がつけるようになった時、仕事に対するモチベーションが上がります。
外観検査と寸法測定について説明いただきました
外観検査と寸法測定について説明いただきました
実際に外観検査をしている様子
実際に外観検査をしている様子

総務部総務課

櫻井さん

“会社を支える縁の下の力持ち”

経理財務や人事・採用、福利厚生、建物の管理修理、掃除など生産活動を支える様々な業務を担っています。社員さんと関わることが多い部署なので、社員さんから直接感謝を伝えられた時に喜びを感じます。
製造部門の活動を支援する間接部門の重要性についてお話いただきました
製造部門の活動を支援する間接部門の重要性についてお話いただきました
真剣に話を聞いている生徒たち
真剣に話を聞いている生徒たち

生産管理部生産管理課

吉池係長

“安定生産を支える司令塔”

生産全体の統括をしています。納期までに間に合うようにスケジュールを作成しています。各工程でイレギュラーが発生し計画どおりにいかない時にはいろいろな対応が必要となりますが、納期までに納品できた時にやりがいを感じます。
6年目の若手社員さんに親密感を感じているのではないしょうか
6年目の若手社員さんに親密感を感じているのではないしょうか
間接部門の仕事の様子も見せていただきました
間接部門の仕事の様子も見せていただきました

品質営業部品質管理課

藤森課長

“確かな品質で信頼を創る” “お客様と未来をつなぐ営業力”

品質管理の部署では、検査・解析・不具合対応を行い、製品の品質を維持しています。一方、商談受注の部署では、お客さんの要望に対する提案を行い、売上創出を担っています。しています。一人のお客さんと長い期間携わることも多いのですが量産が決まった時や自分の携わった部品が搭載されている車が走っているのを見た時に充実感を覚えます。
生徒も真剣にメモを取っています
生徒も真剣にメモを取っています
課長という責任ある立場の方からのお話もとても参考になります
課長という責任ある立場の方からのお話もとても参考になります

製造部ASSY課

名取さん

“独自の技術で、強さをカタチに”

私が所属しているASSY課の1日の仕事の流れを紹介します。1日の流れは、日常点検→検査→カシメ作業→日程表発行→片付けです。以前は1日に作れる部品が1,000~2,000個でしたが、今では2,000~2,500個に増え、自分の成長を実感しています。
入社1年目の社員さんのお話を聞き、製造業に対してぐっと距離が縮まったのではないでしょうか
入社1年目の社員さんのお話を聞き、製造業に対してぐっと距離が縮まったのではないでしょうか
実際の検査の様子を見る生徒
実際の検査の様子を見る生徒

カシメ作業体験

共進さんの独自技術であるカシメ接合を独楽(こま)づくりを通して実際に体験させていただきました。
カシメ作業体験の手順はスライドを使いながら製造部ASSY課 田中課長から説明していただきました。
「カシメ接合は、製品ごとに異なりますが、500~1,000kg荷重をかけても壊れることのないほど
強く2つの部品をくっつけることができます。
ちなみに、今日作ってもらう独楽は、おじさんで例えると、
おじさん6人が乗っても外れることはありません。」
一人ひとり順番にカシメ体験をさせていただき、
その中でもカシメ接合の機械のボタンを押す瞬間は緊張した様子でした。
できあがった独楽をうまく回るか試したところ、「楽しい!」と生徒さんも夢中になって回していました。
カシメ作業手順を説明いただきました
カシメ作業手順を説明いただきました
スライドで分かりやすく説明
スライドで分かりやすく説明
順番にカシメを体験
順番にカシメを体験
ボタンを押す瞬間、緊張の面持ちの生徒
ボタンを押す瞬間、緊張の面持ちの生徒
独楽はうまく回るかな
独楽はうまく回るかな
軸がぶれずに回っています
軸がぶれずに回っています
思い思いに色を塗りました
思い思いに色を塗りました
カシメ接合で作った独楽
カシメ接合で作った独楽

~シゴトゲーム編~

シゴト見学を一通り終えたあとは、共進の仕事を疑似体験してもらうシゴトゲームが始まります。

①設計体験
はじめに製造業の共通言語とも言える設計図に触れてもらうゲームを体験いただきました。
「似ているけど若干形状が違う3つの部品の中から設計書と同じ部品を選んでください。」
というお題の下、各班で設計書と部品を見比べました。
初めて見る設計図に生徒は「ここが短いからこっちの部品じゃないかな」「これかな」「あ!こっちだ」
と班で協力しながら3つの部品を見比べていました。
班ごとに話し合い正解を探します
班ごとに話し合い正解を探します
真剣に設計図と見比べています
真剣に設計図と見比べています

②検査体験
次にシゴト見学でも説明いただいた検査部門の疑似体験です。
「5つの部品の中に不良品が1つ入っています。不良品を選んでください。」
というお題の下、どの部品のどこ部分が不良品なのかを見比べました。
不良品を見つけるのはなかなか難しく、「どこだろう」と考え込む生徒たち。
「5つの部品を並べてみると分かるかもしれないよ。」とヒントをもらいながら
並べたり積み重ねたりしながら、目を凝らして不良品とその不良の箇所を考えました。
どれが不良品かな
どれが不良品かな
これはなかなか難しい
これはなかなか難しい

③原価計算
総務部の五味部長から原価計算の意義や改善活動の重要性を説明していただき
生徒には本日作った独楽を題材として原価を計算していただきました。
原価計算をしたことのない生徒もいましたが、丁寧に説明いただきながら
独楽1個の製造原価と販売価格を算出しました。
原価計算の重要性を聞きました
原価計算の重要性を聞きました
アドバイスをいただきながら計算中
アドバイスをいただきながら計算中

シゴトゲーム答え合わせ

総務部総務課の吉澤課長からシゴトゲームの答え合わせをしていただきました。
不良品は細かい箇所まで見ることが大事だと体験を通して感じた生徒もいたようです。
ほんのわずかな不良箇所でしたが、小さな誤差も見逃さない製造業の正確さを体感できました。
答え合わせの様子
答え合わせの様子
難問の答えに「あっ、そこだったのか」と驚いている様子
難問の答えに「あっ、そこだったのか」と驚いている様子

感想

生徒から各班1人ずつ感想を発表してもらいました。
「普段見ることのできない工場内を見せていただいて、貴重な体験でした。一つの製品が完成するまでに、たくさんの工程があることが分かりました。」「実際にカシメ接合を体験できて良かったです。」「カシメというものを今までは知らなかったけど、独自の技術でいろいろな物を作っていて、それがSDGsにも繋がっているなんてすごいと思いました。」「シゴトゲームや工場見学など貴重な体験をさせてもらうことができました。原価計算は難しかったけど、教えていただいて良い経験になりました。」
「今日学んだことを、今後の就職活動に活かしていきたいです。」などいろいろな感想がありました。
各班1人ずつ感想を言ってもらいました
各班1人ずつ感想を言ってもらいました
本日はありがとうございました
本日はありがとうございました

総評

最後に、鮎澤取締役から本日の総評をいただきました。
「本日は、熱心に体験いただいたと思います。
皆さんの未来が自分らしく輝けることをお祈りしています。」と、エールを送られました。
これで共進の魅せる工場見学の日程はすべて終了です。
今回の見学を通じて、製造業には“ものづくり”の現場だけでなく、さまざまな部署が連携しながら
一つの製品を生み出していることを感じていただけたのではないでしょうか。
一つの部品の裏側には、多くの人の知恵と工夫、そして想いが詰まっていることを、
実際に見て、触れて、知ってもらえたと思います。
これまで製造業にあまり関心がなかった生徒も、今回の体験を通して
ものづくりの世界を少しでも身近に感じ、将来の選択肢のひとつとして考えていただけたら嬉しいです。
本日は一日、お疲れさまでした。
鮎澤取締役から学生に向けた激励の言葉

会社情報
共進 設立:昭和37年5月
事業所:本社工場、団地工場、第4工場、第5工場(すべて諏訪市中洲内)/インドネシア/メキシコ
事業内容:金属製品の製造販売、カシメ接合法による金属加工

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