町工場の技術が世界を照らす──
丸安精機×大谷翔平「プレミアムペン第2章」
町工場の技術が世界を照らす──
丸安精機×大谷翔平「プレミアムペン第2章」
大谷翔平モデル再び──3年ぶりの新作、丸安精機・大谷ペン第2弾の舞台裏
特に得意とするのが、細かな凹凸模様を刻むローレット加工、レコード盤のような模様を生むスピン加工、角を削り輝きを引き出すダイヤカット加工の3つ。なかでもローレット加工は、創業以来受け継がれてきた同社の象徴的な技術であり、業界でも屈指の精度を誇る。このローレット加工を中心に、3つの加工技術を生かした自社製品の開発にも力を入れている。
その唯一無二のローレット技術が評価され、株式会社エンスカイからのオファーを受けて誕生したのが、大谷翔平選手モデルのペン第1弾である。
BtoB企業でありながら、BtoC向け自社製品にも積極的に挑戦する丸安精機。第1弾は約10万円という高価格帯ながら大きな反響を呼んだ。
そして今年、形状を一新した第2弾モデル(2万円代)を発売。
3年ぶり第2弾となる今回のプレミアムペンには、どのような思いが込められているのだろうか。
今回は、その開発ストーリーと商品に込めた思いについて、取締役の長峰さんに話を伺った。
2023年の大谷翔平モデル高級ペン「Laurett’s Premium Two-Way Pen」は大谷選手がエンゼルス所属時にMVPとホームラン王を獲得したことを記念し、まさに“お祭り騒ぎ”の勢いで生まれた特別モデルだった。
大谷ペンの制作をきっかけに、丸安精機の長峰さんとエンスカイの担当者との関係は、都内へ赴く際には気軽に立ち寄るほどに深まっていったという。
そうした何気ないやり取りが続く中、3年越しに「第2弾をつくろう」という話が本格的に動き出した。今回は前作の記念モデルとは異なり、日常で気軽に使えるデイリーユースというコンセプトで第2弾モデルが出来上がった。
今回発売された商品は、大谷選手が所属しているドジャースのドジャーブルーを彩った、プレミアムペン 「翔-SHO-」と「迅-JIN-」の2モデルである。
「翔」は、ボディ中央に20mm幅の存在感あるパーツを配し、「Dodgers(ドジャース)」と大谷翔平選手の背番号17を刻んでいる。裏面には「OHTANI」と背番号が記され、まさに大谷選手が背負う強さを象徴する重厚感あるデザインとなっている。
一方の「迅」は、中央に5mm幅のシャープなパーツを採用。シンプルで日常使いしやすいデザインながら、控えめなパーツとは対照的に刻まれた「OHTANI」の文字が存在感を放ち、野球ファンなら思わず目を留める洗練されたステーショナリーに仕上がっている。
さらに、両モデルにはシリアルナンバーが刻印されている。 2000本限定・期間限定という希少性に加え、一本一本が固有の番号を持つことで、「世界に一つだけの自分のペン」という特別感がある。
どちらのタイプのペンにも、丸安精機の熟練した技術が惜しみなく注ぎ込まれている。しかし完成に至るまでには、「デイリーユース=普段使いできるシンプルなペン」でありつつ、「大谷翔平というスター選手を表現するため、自社の技術をどう落とし込むか」を、長峰さんは考えたそう。
そして辿り着いた答えが、国内でも丸安精機にしかできない「超美麗切削加工」を用いた、「Rローレット加工」の採用だった。 丸安精機が長年磨き続けてきたローレット技術を、日常に溶け込む形で、しかし確かな存在感をもって表現する。その絶妙な落とし込みこそが、第2弾モデルの核となっている。
丸安精機が誇る「超美麗切削加工」は、国内でも模倣できない唯一無二のローレット加工技術である。
ローレット加工とは、金属や樹脂の表面に細かな凹凸やギザギザの模様を刻む加工のことを指し、転造式と切削式の2種類がある。
転造式は、ローラー状の工具を金属に強く押し付けて変形させる方法で、加工スピードが速くコストも安い。一方で、押しつぶされた金属が逃げ場を求めて形を変えるため、審美性に欠けるという難点があり、比較的安価な製品に用いられる。
切削式は、刃物で金属表面を削りながら溝を彫る方法で、転造よりも加工時間はかかるが、仕上がりの品質が高い。一般的な切削式では、素材を機械に投入し、回転する刃でガリガリと削って模様を刻む。
しかし丸安精機は、その“一般的な切削式”のさらに上をいく独自技術を持つ。
ローレット専用刃物で一筋一筋を丁寧に彫り出しながら模様を刻む──それが同社独自の「超美麗切削加工」である。
この技術によって生まれるローレットは、エッヂの起ち方が段違いで、光の反射が美しく、均一性と精度が極めて高い。まさに丸安精機にしか実現できない美しさを宿した切削加工である。
ここまでの技術だけでも、唯一無二であることは十分に伝わる。しかし、このペンにはさらにその上をいく「Rローレット加工」が施されている。
一般的なローレット加工は、平坦な表面に模様を刻むのが主流であるが、丸安精機のRローレット加工は、曲面部にローレット模様を形成できる点が最大の特徴である。曲線を描く外径に合わせて、溝の深さ・凹凸のピッチ・角度を細かく調整しながら加工するため、難易度は高いが、意匠性・デザイン性に極めて優れた仕上がりとなる。
平らな面であれば、刃物の角度や動きは一定のまま模様を刻むことができる。しかし曲面では、わずかな角度のズレや動きの変化が模様の乱れにつながるため、刃物の向きや進め方を調整して加工する必要がある。
さらに、曲面では工具にかかる負荷が偏りやすく、刃物が摩耗しやすい。摩耗した工具では美しい模様を刻めないため、刃物の状態管理も重要になる。丸安精機は刃物の研磨を自社で行い、常に最適な状態で加工できる体制を整えている。
曲面に乱れなく美しいローレット模様を刻むことができる丸安精機のRローレット加工は、まさに職人技の結晶と言える。
丸安精機製作所の想い
本商品は、大谷翔平という唯一無二のスター選手にふさわしい、唯一無二の技術が詰め込まれた一本である。
長峰さんは今回のペンに込めた思いについて、こう語っている。
「昨今、世の中は明るい話題が少ない。そんな中で、大谷選手は希望を届けてくれる存在です。その大谷選手に関われることで、私たちも“良いニュース”を世の中に広める一端を担えるのではないかと思っています。ペンを使う人が日常の中で少しでも前向きになれるように、当たり前のワンシーンに彩りを添える存在になれればと思う。」
第2弾の商品が単発で終わらずに実現した背景には、丸安精機の類まれなる技術力への信頼がある。大谷選手の努力と、丸安精機が磨き続けてきた技術という異なるジャンルの“唯一無二”が掛け合わさることで、このペンは特別な価値を持つ一本となった。
スター選手の輝きと職人技の美しさが融合したペンを、ぜひあなたの日常の一部として迎えてみてほしい。



モノがたりに参加した
立役者からのコメントComment
株式会社丸安精機製作所 取締役 長峰 偉紘
自社技術が込められたペンを日本だけでなく、世界にまで仕掛けづくりをしていらっしゃいます。また近々、丸安精機さんの快挙を耳にするかも・・・?
第2段の発売を記念して長峰さんに率直な感想をお聞きしました。
profile
いよいよ販売開始となった事、大変嬉しく思います。
このペンが日常を彩り、少しでも気分が上向くようなキッカケであって欲しいと願っています。
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