ハリウッドで映画化!?あのゲームを作ったクリエイターが実は諏訪在住なんです!
ハリウッドで映画化!?あのゲームを作ったクリエイターが実は諏訪在住なんです!
1999年に「ドリームキャスト(注)」のソフトとして株式会社セガより発売された音楽ゲーム『スペースチャンネル5』。
昨年にはハリウッドでの映画化されることが発表された本作ですが、本作のキャラクターデザイン・アートディレクターを手掛けたメインスタッフの方が現在諏訪を拠点に活動していることを皆さんご存じでしょうか?
今回は諏訪地域において他に類を見ないご活躍をされている、有限会社みやべの宮部由美子社長にお話しいただきました。
注:ネットワーク機能を標準搭載した株式会社セガ・エンタープライゼス(現在の株式会社セガ)の家庭用ゲーム機。
宮部由美子さん のここがスゴイ!
宮部さんの経歴
元々諏訪市出身で、高校卒業まで諏訪市内で生活していました。美術大学進学を機に上京し、卒業と同時に株式会社セガ・エンタープライゼス(現在の株式会社セガ)に入社しました。
そこで、「スペースチャンネル5」のキャラクターデザイン・アートディレクター、「スペースチャンネル5パート2」のディレクターとしてゲーム製作に携わりました。
諏訪に戻ってきた後、立体造形に興味を持ち、下諏訪町にある画材屋「彩美堂」さんを中心とした彫塑グループに参加しました。そこでホビー商品への展開を思いつき、セガとライセンス契約を結び、「スペース★ソフビ団」としてスペースチャンネル5のソフトビニール人形(以下、ソフビ人形)の製作販売を開始しました。
もちろんソフビ人形製作だけで活動しているわけでなく、ゲームクリエイターとしても仕事をしています。最近ではソーシャルゲーム関係の仕事を多くしており多忙な日々を送っています。
宮部由美子さん のここがスゴイ!
あの有名クリエイターも参加!?
東京2020オリンピック・パラリンピックの公式キャラクター「ミライトワ」と「ソメイティ」をご存じですか?
あのキャラクターの作者である、イラストレーターの「谷口亮」さんと即売会イベントで知り合い友人になりました。
その縁もあって、最新作のデザインをお願いしました。私が生み出したキャラクターを思いっきり谷口色に染めてほしいと考え、一切注文を付けずに自由にデザインしてもらいました。
宮部由美子さん のここがスゴイ!
両親から承継した会社、ホビー以外にもこんな仕事をしています!
父親が創業した「有限会社みやべ」を承継し社長をしています。
創業時はフライス旋盤による加工していましたが、母親が新事業として「ボビンキャッチャー」製造販売を行いはじめました。
ボビンキャッチャーとは上糸と下糸を整理整頓しやすいようにまとめておけるミシン用具になります。当時は実用新案も取得しましたが、期間が切れており現在は類似商品が多く出回っています。それでも「やっぱりみやべさんのボビンキャッチャーが一番使いやすい」との声を頂戴しており、現在も製造販売を継続しています。
お問い合わせContact
「諏訪で新しいことがしたい」。そんな思いに応えるのが、わたしたちのミッションです。
激動する時代に不安を感じる、今の事業に変化がほしい、自社技術の可能性を拡げたい。
諏訪の技術を世界へと伝え、異分野と繋ぐことで
「ものづくり」をアップデートするお手伝いをさせていただきます。
宮部由美子さんのこともっと知りたい!
宮部さんから見た諏訪の魅力を教えてください
仕事柄、首都圏との頻繁な往来があるのですが、都心まで2~3時間でアクセスできることは魅力的です。都心と違い自然があふれていますが、田舎過ぎず生活がしやすいと感じています。
現在、仕事先が100%東京なので、地元の仕事も請けたいです。地域や企業のイメージキャラクターのデザインなどぜひご用命ください。(笑)
クリエイターやエンジニアの人から二拠点生活の相談を受けることもあり、諏訪圏域がもっとそういった方々の受け皿になれば良いな、と常々考えています。
桑原城址
その昔、城主が見ていた諏訪湖を望む景色を眺めることができ、歴史に思いをはせられ、オススメです。
駐車場から片道25分ほどで城址まで行かれるため、ハイキングに最適です。
スペース★ソフビ団HP:http://www.sofvi-dan.com
宮部由美子さんSNS:https://twitter.com/yumikomiyabe
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