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新潟県長岡市で「地域資源のブランド化」に取り組まれている㈱ネオスさんを訪問しました
企業のブランディングや商品リニューアル、あるいは新分野チャレンジ、異分野とのマッチングなど、様々な活動に取り組んでいる「SUWAブランド推進委員会」。
諏訪地域の企業が「新しいこと」にチャレンジできるよう、日々支援することを目的にしています。
ですが、支援する側でも、的確な支援を可能にするために絶えず新しい視点を取り入れていかなければいけません。
そこで、推進委員会事務局では長野県外にも目を広げ、新潟県は長岡市で地域資源のブランド化を手掛ける、株式会社NEOS(ネオス)様を訪問し、同社の加藤執行役員と山本アートディレクターのお二人にお話しをお聞きしました。
まず、ネオス様の理念や取り組みについてお教えください
当社では「地域資源を世界のブランドへ」を、コンセプト・理念として活動しています。
長岡には、歴史や産業、観光など誇れるものが多くありますが、その地域資源が埋もれないよう、デザインやブランディングを通じた発信力が大事と考えています。
当社に寄せられる依頼や相談は、全体で80%を直接自社で受けていますので、他社から紹介される案件は20%くらいになります。
得意分野としては企業のロゴデザインがありますので、これまでの実績の一つとして食品メーカーさんの販促やパッケージ、ネーミング等を支援しています。行政関係ですと、ホームページのロゴやPR詩のデザインなど対応していますね。
また、近年ですと金融機関経由での承継相談も多く寄せられています。事業承継にあたり、代替わりのタイミングで「会社のイメージを変えたい」という相談や「意識改革をしたい」、「ブランディングしたい」という問い合わせが寄せられます。
その際には、提携している税理士事務所や司法書士など関係者とも連携して、ワンストップで当たっています。
クライアントから寄せられた相談には、自社内にいる複数のデザイナーがそれぞれ提案しているとのこと
デザイナーも、世代や性別などで、そのテイストは異なりますし得意分野も各々で異なります。
デザインするには、一つの案件に対して複数の目で見る必要がありますが、色々な提案がネオスだけで可能になるのは、自社内にデザイナーが複数いるメリットですね。
流れとしては、出された複数のデザイン案を社内協議し、プランナーがブラッシュアップしながら最後まで責任を持って伴走します。
あえてデメリットとしては、デザインはコストがかかりやすい点がありますが、そこは契約の段階で、事前に条件を定めながら進めています。
とはいえ、社内で複数の案を提示することは、総体的に見てデメリットは無いと感じますね。
何よりも、複数のデザイン案から選択できるので、顧客の方の満足度も違ってくることが大きいと感じます。
WEBによる発信力支援も重要なポイントです
当社には、ウェブ解析士の有資格者も在席していて、サイト内の見られるページや離脱率など踏まえコンテンツの見直しもしています。
ウェブサイトも作って終わりではありません。そこからゴールとなる目標を定め、KPI達成に向けて育てていく必要があります。そのため、当社でも顧客に向けたウェブ支援として、月に1回、サイトの見せ方をコンサルティングしています。
それ以外ですと、若い人の情報源は動画主体の時代になっていますので、SNSや映像・動画にも力を入れています。最近になって特に、動画は企業からも作成の発注が増えていますが、動画も作って終わりではありません。
できればインスタグラムでの発信による周知が良いと思います。
そして、発信の重要性は、イベントにも当てはまります。ある地区で、伝統的な「棚田」をライトップするイベントを新しく始めたのですが、SNSを活用して広告し周知したところ、普段来ないような若い人が沢山来たんですね。
イベントも、良い内容も大事になりますが、そこで終わってしまうと集客には繋がりません。告知や事前のPRも同じように大事です。告知の手段ですが、SNS(インスタグラム)は効果的だと感じます。
最後に、本日は所要のため出席できなかった村上さんからメッセージを頂きました
村上さんには、事前の日程調整や協議内容の打ち合わせなど対応頂きました。
「本日は残念ながら欠席となりましたが、将来的に、長岡市と諏訪市とで産業面や観光面など、姉妹都市構想が展開できないかなと思います。そうすれば、相互に情報交換を通じて、学びの機会ができるのではと感じています(ネオス:村上さん)」。
ありがたいお言葉、ありがとうございます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
加藤さん、山本さん、お忙しい中対応頂き大変ありがとうございました!
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