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2021.01.28

「SUWAデザインプロジェクト2020」 公立諏訪東京理科大大学生ヒアリング(松尾商店×チーム:30))

初めて大学生が参加した「SUWAデザインプロジェクト2020」。今回のSUWAログでは、参加してみての感想や次年度以降に向けてメッセージを聞かせてもらいました!

大学生の参加としては、今回が記念すべき“1期生”になります。参加のきっかけと、終えてみていかがでしたか?

オンラインでの取材でしたが、皆さんお変わりなく元気そうでした

では、自分から(笑)。実は、プロジェクトが始まるまで何をやるのかよくわからない状況だったんですよね。そこで、諏訪市の取り組みでもあり、そして理科大生も入るとのことで、「楽しげだな」という気持ちで参加しました。(柳澤社長さん)。

僕の場合ですが、1年生の必修科目で市川先生が担当されている授業があり、そこで紹介してもらったのがきっかけでした。また、以前から「学外で何かやりたい」と思っていたので、取りあえず参加してみようという気持ちもありましたね。企業の方と一緒に何かできるのは中々できない体験でしたので、来年も機会があれば参加したいと思ってます(理科大 割貝くん)。

自分は、コロナの影響もあり、家にこもったままの生活で友達もできなかったのもありますし、諏訪の企業について知らなかったこともあったので、周りと関わりを持ちたいと思いもありました。アイデアを出し合うのは初めてでしたが、意見を回りと合わせたり、また意見を出すのは難しく大変ながらも勉強になりました(理科大生 山崎くん)。

コロナと言えば、自分も在宅での生活が続いて、前半は何もすることがなかったんです。そこで、たまたまこのプロジェクトを知り、「時間を有効に使いたい」と思い参加しました。実際に参加すると、スパンが短く、授業との両立が大変でしたね(理科大生 松友くん)。

何の分野にも言えますが、知っていることや知識が多いとアイデアも多くのことが出せます。そこで、異なる分野のことも知りたかった気持ちがあり参加しました。

漬物も、これまで実家では「何となく」食べていて意識したことはなかったんですが、実際に見学で作る現場を見ることができて、柳沢さんの熱意が新鮮に感じました(理科大生 森くん)。

プロジェクトを進める上で大変だった点は?

チームで苦労しながら撮影した事業者紹介動画。柳澤社長さんの熱意が伝わってくるようです

自分は2つの点で大変でしたね。まず、事業者紹介の動画編集を担当したんですが、事前にどのような内容を撮影するか全員で話し合ったつもりでも、自分のイメージをチーム内で共有するのは難しいと感じました。

そしてアイデア出しです。初めに考えた「何となく」で出したアイデア案をロフトワークに相談したんですが、反応がイマイチで。自分で改めて見返しても、面白くなさそうだったので、そこで練り直して、やと自分でも面白いと感じる内容にできました(森くん)。

日頃テレビで見ていると、「こういう絵なら簡単に撮れそう」に見えても、いざ自分で撮影となると難しかったと実感しました。また、現地で撮影になると、事前に話し合った内容とでは雰囲気が変わってしまい、想像だけでは難しかったです。撮影は、4人一緒にイメージを現地で共有できればよかったと思います(割貝くん)。

撮影だけでなく、グループ内で自分の考えを100%相手に伝え、逆に相手の言うことを正しく理解することは、とても難しいと感じました。「どう説明すれば伝わるのか」考えながらコミュニケーションを取るようにしていましたね(山崎くん)。

それは社会に出てからも続く永遠のテーマですよ(笑)。(ロフトワーク)。

逆に、デザプロを通じて楽しかった点は何でしょう?

チーム一丸での成果発表。トップバッターの大役を見事果たしました

プロジェクト全体の時間が短かったからこそ、完成した時の達成感がより得られたと思います。もちろん、時間が長いとできることも増えはしますが、どうしても停滞することもあると思うんです。

実は、最後の撮影で松尾商店を訪れた時、初めてチーム全員が揃って撮影できたんですね。寒かったですが、全員でストーブにあたりながら野沢菜を食べて。楽しかったし仲も深まりました(森くん)。

自分は成果発表の日のことですが、他のグループの成果も聞けて楽しかったです。実際、他チームの状況が当日まで分からなかったので。また、他グループから自分たちのアイデアを見ての感想も交換できて、他の学生の視点や「色々な見方や感想があるんだな」と、ありがたかったですね(割貝くん)。

諏訪の企業に関わってみて、どう感じましたか?

企業訪問の際に頂いた揚げたての野沢菜餃子。とっても美味しいですよ

大学生なので企業に属した経験は無いですが、働く人は「仕事が好き」という思い、そして「熱意」に直接触れることができました(森くん)。

色々な企業への訪問を通じて、皆さんそれぞれ仕事に対する熱量が高いと思いました。自分が将来働く際に、「同じようにできるか?」とも感じたので、今後の就職に向けてこのような経験は貴重な機会です(松友くん)。

松尾商店さんは、漬物という昔からある商品を取り扱いながらも、餃子やコロッケという新しい分野に挑戦して凄いと思いました(山崎くん)。

柳澤社長さんが従業員の皆さんと一緒に働く姿を見ることができて、「信頼感のある職場だな」と感じました(松友くん)。

最後に、来年度のデザインプロジェクトに向けメッセージをお願いします

ワークショップの一コマ。アイデアも、そして新しい参加者も増やしたいですね

「理数系の大学だから理数系の企業とマッチングする」というのではなく、異業種の会社についても知っていれば、例えばITなどの理数系の知識を色々な分野に生かすには有利になるし、視野も広がると思います。それに、企業訪問したい場合、自分から予約して訪問先を選択したほうがスキルや能力は高まりますが、現実には難しい。それなら、既に土台があれば難易度のハードルは下がります。それがこのデザインプロジェクトでした(森くん)。

このプロジェクトを通じて、考える事、そして小さなことでも発言する事の大切さを学べました(松友くん)。

来年、このメンバーを元にして動画の作製を成功させたいですね。そして。デザプロもサークルにして年々大きな団体として広がるよう、色々な人を巻き込んでいきたいです(割貝くん)。

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