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2021.01.18

「SUWAデザインプロジェクト2020」キーマンに聞く!公立諏訪東京理科大 市川先生インタビュー

今年度、初めてデザインプロジェクトに参加して頂きました

公立諏訪東京理科大の校舎内でインタビューに応じてくれた市川先生。ロフトワークの皆さんも、オンラインで参加です

まず、これは日頃からの方針として、学生には与えられた課題の解決に向けて自分で考え、複数の人と相談し、さらに実社会の人との関係性を作りながら対処できるスキルを身に付けて欲しい、と考えています。
ですが、これを大学の教員だけで指導しようとしても、なかなか難しいです。

今回、プロのクリエイターが入るプロジェクトということで、学生にとっては指示されたことではなく、正解のない無数の選択肢がある世界で、どこへ向かえばよいのか、そこで自分の価値観が出せる企画だと感じました。このような機会が得られ学生は幸せだったと思います。そして、我々にとっても同様でした。
12月6日(日)に開催された最終成果発表を見にいきましたが、「自分たちで相当考えて動画やアイデアを作ってくれたんだな」と、予想以上でしたね。

 

 

動画やアイデア作成に携わった大学生については、いかがだったでしょうか?

ロフトワークさんの問いかけに応じる市川先生です

「ロフトワーク」という、何か面白そうな会社からの提案内容でもあったので、学生も「とりあえず応募してみるか」ではなく、「チャレンジできそう」という前向きなきっかけにも繋がったと思いますね。

私からも、あえて事前に学生に対しては「どのようなプロジェクトの内容か」多くを伝えず、「興味があれば参加して」というくらいだったんです。

そのような背景もあってか、参加してくれた学生の側でも「福袋を買った」ような感じで、プロジェクトが進むに連れて中身がだんだんわかる雰囲気で楽しめたのではないでしょうか。

何より、学生たちは成果発表の当日、とても生き生きとしていたし、指定された課題に対して言われたことをやるのではなく、無茶ぶりにも柔軟性をもってチャレンジしたと感じました。

皆、すごいなと思いましたね。

今後、デザインプロジェクトについては?

デザインプロジェクトの未来についてもお話し頂きました

次年度以降もデザインプロジェクトが続くとしてですが、今年のように学生が20人集まるかわからないこともあります。今回の経験者から口コミで、評価が後輩に伝わってくれれば良いなと思いますね。

諏訪東京理科大が公立化してから県外出身者の割合が増え、学生も、主に県外から進学してきています。となると、土地勘や地理感覚が無いため、学生にとってフィールドワークに行くには最初のきっけかが難しい。そこで支援が必要になります。だからといって、全て大学側で用意するのも良くありません。

今回は、デザインプロジェクトが「適度な支援」となり、リアルなフィールドで学べる機会になったと感じています。

今後ですが、デザインプロジェクトに参加した学生が卒業して諏訪地域で就職してくれることが一番良い結果かもしれません。

ですが、それは、学生がこの地域を選ばないといけませんね。この地域の住む魅力を見つけて欲しいです(笑)。

 

そ、そうですね💦地域を面白くして、学生が住み続けられるような諏訪地域目指して頑張ります!本日はお忙しい中、大変ありがとうございました。

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