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創業以来、エプソンさんが積み重ねてこられた開発・製造・販売品や、貴重な歴史関連資料が展示されています
諏訪市のみならず、長野県、そして日本を代表する情報関連機器・精密機器メーカーである、セイコーエプソン株式会社。今や、「エプソン(EPSON」は世界的なブランドになっています。
その世界的な企業であるエプソンさんの、創業以来約80年に及ぶ歴史を学べる貴重な場所があることを、皆さん、ご存知でしたか?
しかも、その場所は諏訪市民にとって身近な、エプソンさんの本社敷地内にあるんです。
今回は、その貴重な場所である、「ものづくり歴史館」にお邪魔してきました。
戦時中から続くエプソンさんの歴史。そして、大人も子どもも興味深く見学できる展示物の数々。
本日対応して下さったのは、総務部のお三方。
とても広い「ものづくり歴史館」の内部を、丁寧に説明頂きました。
まずは、エプソンさんの歴史を振り返る「歴史コーナー」です。
1942年、現在の諏訪市大和の地に創立したエプソンさん、当時の社名は、その「大和」から「大和(だいわ)工業」だったとのこと。
それまで諏訪の主産業だった製糸業が衰えを見せる中、何とか地元の産業を盛んにしたいと時計工場を始めたのがきっかけでした。
時計やプリンターだけでなく、様々な展示品から歴史を振り返れます。
その後、1964年に開催された東京五輪で、セイコーグループが公式時計を担当し、卓上小型水晶時計とプリンティングタイマー(電子記録装置)を開発しました。
コンマ以下のタイムで争われるスポーツの世界。正確なタイムを計測する時計も大事ですが、そのタイムを記録するプリンターも重要になります。
この東京五輪が一つのきっかけになり、会社の歴史も変化を見せたそうです。
その後の展示品も時代の流れとともにダイナミックに変化し、エプソンさんの開発した品は、世界を超えて宇宙まで広がることになります。
「歴史コーナー」では、エプソンさんの歴史を通じて、日本のモノづくり全体の歴史までも振り返ることができる印象でした。
もう一つの「体験コーナー」では、最新のイノベーションも展示されています
そしてもう一つの展示コーナーが、「インクジェット」「ビジュアル」「ウエアラブル」「ロボティクス」という4つのイノベーション領域の商品展示をメインとした「体験コーナー」です。
現在は、新型コロナウィルス防止の観点から、体験コーナーの商品を直接手に触れることはできませんが、最新のプロジェクターによる3D映像視聴や、ロボット映像を見ることができます。
また、エプソンさんの目指すところは、「人々が今よりももっと豊かで幸せを感じられる社会を作り上げること」であり、その一環として、SDGsの目指す持続可能な社会の実現に向けて貢献しておられることのわかる「環境コーナー」も展示されています。
諏訪市役所内にもある世界初の乾式製紙機、「ペーパーラボ」も
今回、最後に案内頂いたのは、使い終わったコピー用紙などを材料に、大量の水や新たな材木を使わずに再生紙を作り出すことができる乾式オフィス製紙機「ペーパーラボ」。環境面で効果があるだけでなく、材料になる使用済の紙は細かな繊維まで分解されるため、セキュリティー面からも効果的です。
さて、この「ものづくり歴史館」。
見学するには事前予約等が必要になりますが、現状では、新型コロナウィルスを防止する上で、予約を受け付ける際に様々なお願い事があるとのことです。
まずは、事前にエプソンさんへ相談をお願いします。
本日は、お忙しい中、大変ありがとうございました。
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