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8月1日より提供を開始した新アプリについて、開発を担当した、第三SI部の鈴島さんにお聞きしました
それでは、開発の“きっかけ”についてお教えください
4~5年前に、富士見町さんで観光向けの事業として「入笠山の草花の名前をAIで表示できるようなシステムができないか?」と、構想があったのがきっかけです。実は、その時は当社ではなく、別の企業さんが受注して開発に当たり、画像の認識力が70%くらいの段階までは進んでいたそうなんですね。
当社は、その開発会社と関係があったこともあり、開発途中となっていたシステムを引き継ぐ形で、画像認識力の更なる向上とアプリ化に取り組みました。
このシステムの特徴は、どのような点でしょうか?
基本的に観光目的で入笠山を訪れる人向けのシステムになりますので、入笠山で確認できる約180種類の草花について、名前が判断可能な点です。また、電波の届きにくい山の中でも使用できるよう、アプリをダウンロードすればオフラインでも使用可能な点も特徴ですね。利用方法ですが、入笠山で写真撮影すればその場で名前が確認できますし、その場でなくとも、スマートフォン等のアルバムに保管してある写真であれば、アプリで名前を確認することもできます。
今の所、画像認識の精度は90%くらいに向上していますが、この精度をさらに向上させたいですね。そのためには、画像の量を集めることも必要ですが、AIも人間と同じように学習する機能がありますので、写真を判断する上で花の形や色のどこがポイントとなるか、こちらで指示する必要もあります。
今後ですが、今回の事業をどのように展開して行く予定ですか?
消費者向けだけでなく、対企業向けにも生かして行ければと考えています。これまでAIの無かった分野だと、例えば生産現場の棚卸や受注管理等についてはエクセルなどを利用しての文字管理が多かったと思います。そのような手間を、写真撮影による映像面から業務改善に繋げ、効率的な管理に結び付けたいですね。
本日はお忙しい中、そして暑い中、大変ありがとうございました
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