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「映画ファン」にとって新たな「聖地」、誕生です!
令和2年6月1日から、諏訪湖間欠泉センター2階フロアにて、諏訪圏フィルムコミッションによるロケ地レビュー展の常設展示場がオープンしました。
こちらでは、2004年に放映された映画を皮切りに、令和2年の2020年に至るまで、諏訪圏域内6市町村の様々な場所で撮影された様々な映像作品について、パネル展や展示物を通じフィルムコミッションの歴史を振り返ることができます。
中には、「えっ、この作品はここで撮影されたの?」という作品や、実際に撮影に使用された台本や小道具等も置かれ、「映画ファン」の皆様にとってはまさに「新たな聖地」となるのではないでしょうか。
そんな「聖地」を、諏訪圏フィルムコミッションに携わってから10年以上のキャリアを持つ、担当者の宮坂洋介さんにご案内頂きました。
全ては、映画「いま、会いにゆきます」から始まった
諏訪圏フィルムコミッションの始まりは、平成15年、諏訪市観光課内に設置された「諏訪フィルムコミッション」が元になります。
当初は、その名の示す通り「諏訪市」のみをカバーしての活動だったとのこと。
その「諏訪フィルムコミッション」時代にまで遡る、記念すべき第一作目の作品は、竹内結子さんと中村獅童さんが出演され話題となった、映画「いま、会いにゆきます」、です。
ちなみに、エキストラとして、撮影当時、市役所に勤務していた職員も出演していたとか、出演していないとか・・。
そのような時代を経て、平成18年4月からは、いよいよ撮影される舞台を諏訪圏6市町村に広げ、ここで現在の「諏訪圏域フィルムコミッション」となります。
今では、カバーするエリアの拡大と地道な活動が実を結び、撮影の問い合わせが年間で250件を超え、支援作品は年間60~80作品ほどの規模にまでなりました。
膨大な映像作品に協力してきた諏訪圏フィルムコミッションですが、宮坂さんの印象に残るケースとして、「諏訪で撮影された作品がアカデミー賞を受賞した時は、やはり嬉しかったですね」と感想を語ってくれました。
(日本アカデミー賞の受賞履歴としては、「八日目の蝉」が第35回作品賞や監督賞など10冠を達成。「バースデーカード」では、宮﨑あおいさんが第40回の優秀助演女優賞を獲得しています)
「麒麟」も「真田」も「官兵衛」も
そして、紹介されている作品は映画にとどまりません。
テレビドラマやミュージックビデオでも、多くの作品が諏訪の地域で撮影された実績があります。
その中でも、日本全国で多くの方が視聴しているであろうテレビドラマの一つが、NHKの大河ドラマではないでしょうか。
令和2年に放映が進んでいる「麒麟がくる」のほか、平成28年、長野県内の戦国大名である真田氏を取りあげた「真田丸」。戦国時代といえば、平成26年放映の「軍師官兵衛」も諏訪の地で撮影されました。
こうして作品名を並べるだけでも、豪華なラインナップですよね。
まさに「十人十色」、歴史を彩るサインの数々
そして、これまで幾多の映像作品が撮影されたということは、つまり、それだけ多くの人々が諏訪の地を訪れたことにもなります。
俳優さんも、男性や女性はもちろん、ベテランから子役さんまで、多くの方が諏訪を訪れていらっしゃいます。
その証が「サイン」。その数は約170枚にもなります。
「サイン」には、記入した日付も欠かせないため、書かれた日から撮影日を辿ることもできます。
「撮影当時、まだ子役さんの頃に諏訪に来た役者さんが、その後もテレビや映画で活躍している姿を見ると、時の流れを感じますね」と宮坂さん。
長い歴史があるフィルムコミッションならではの、貴重な映像資料も
長い歴史を持つフィルムコミッション。
その歴史を物語るのが、今ではこの世から無くなってしまった建物も、映像の中で生き続けている点でしょうか。
かつて、諏訪市湖南の後山地区にあった「湖南小学校後山分校」。
昭和23年に建築されたこの建物は、昭和43年まで地域の子供たちが学ぶ場でした。
その後は、地元の資料保管や合宿にも使用されていたとのことですが、老巧化が進み、2018年に解体されました。
ですが、その建物も映像の中では偲ぶことができます。
これも、フィルムコミッションの魅力の一つかもしれませんね。
本日はご案内頂き、大変ありがとうございました。皆さんも是非、お越しください!
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