精密板金の技術が詰まった「焚火台 TKB」
精密板金の技術が詰まった「焚火台 TKB」
精密板金の技術が詰まった「焚火台 TKB」
そんなエイワ機工が開発した「焚火台 TKB」の開発ストーリーを三浦さんと藤森さんにお伺いしました。
創業より精密機器向けの精密板金を主な事業として、電源のケースやカバー制作等を40年に渡り行ってきました。お客様からいただいた図面から製品にするという受注産業を行っています。
弊社の特徴としては、大きな企業1社をメインとした取引をするのではなく数多くの企業と取引があるため、様々な設計を見る機会があります。様々に異なる数多くのお客様のご希望に沿えるような製品を制作することを通して得た経験と提案力で、設計の段階からお客様のご相談に乗ることができます。
端材を使ったものづくりがきっかけ
開発のきっかけですが実は「焚火台を作ろう!」というように作り始めたわけではないのです。他の板金の会社が焚火台を作って賞を受賞したという記事をたまたま見かけた時に、自分でも作れそうだと思い、余った材料で趣味程度に作りだしたのが始まりです。会社の中でも興味を持ってくれる社員の方がいたこともあり、制作を続けている中で仕事として挑戦することを許可してくれた会社に感謝しています。
商品の特徴ですが、本体重量1.7kgと軽量にもかかわらず、耐荷重は10kgと強度があり、風穴の向きにこだわった5枚のプレートは、3枚、4枚でも組み立て可能です。コンパクトに収納できますので、1人キャンプの需要が増えてきている中で、例えばツーリングする方でも気軽にバイクに乗せられるサイズです。他にも「組み立て易いのにバラけることが無い」、「安全に使用できる」、「初めての方でも使いやすい」ことを考えました。
実際に使って頂いたお客様からは、「燃焼効率が良い」「コンパクトで気軽に持ち運びができる」などと仰っていただくことがあります。焚火初心者の方から他の焚火台を持っているという方までぜひ使ってほしいです。
諏訪市で40年間板金の仕事をさせていただいてきて、社長が何か諏訪市に対してできること、お返しをしたいということで、焚火台とチラシホルダーを寄贈いたしました。諏訪市は観光地でもあり、観光と工業がすぐ隣にあります。観光と工業が一緒になってコラボしていくことで、諏訪市の力をもっとアップしていけると思っています。まだまだ弊社のことを知らない方が多い中で、多くの方に見ていただき、特に若い方達に「おもしろいことをやっている」と思ってもらえることに繋がればと思っています。
モノがたりに参加した
立役者からのコメントComment
profile
工場長 三浦 正広さん
長野県塩尻市出身。
ラリーをやっていた父の影響で小さい頃から車に興味があり、高校も工業系へ進学。卒業後自動車整備の仕事に就く。
物づくりが好きで1998年に現在のエイワ機工へ転職。
製品をお届けしたときのお客様の「ありがとう」の言葉が日々の仕事の原動力となっている。
エイシスト事業部開発室長 藤森 宗一郎さん
長野県諏訪市出身。
大学卒業後佐久市の企業に就職。その後、地元諏訪のエイワ機工へ就職。普段はプログラム、ブランク抜き加工を担当。
趣味は焚火台、キャンプ、スノーボード、オートバイ、登山、DIY、ボウリング。
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