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2021.02.04

「SUWAデザインプロジェクト2020」 公立諏訪東京理科大大学生ヒアリング(高島産業×CHALLENGERS)

デザインプロジェクトに参加したきっかけ、そして終えてみていかがでしたか?

オンライン取材での一コマ。メンバー全員の笑顔が雰囲気の良さを物語っていますね

自分ですが、まず担当教授である市川先生の推薦があったこと、そして今までの学生生活の中で実地で何かしたい気持ちもあったんですが、その機会が無かったことがあります。

実際に参加してみてですが、思った以上にコミュニケーションが難しかったです。会社の持つ技術と自分たちがやりたいアイデアの整合性をとることや、学生内でもアイデアを出す前提が各メンバーで異なるので、コミュニケーションは難しく感じました(理科大 大高くん)。

自分は、動画作成に挑戦したい気持ちがあったので参加しました。作る上では、見られる人の視点に気を付けながら取り組んだんですが、なかなか難しいと感じました。企業の紹介動画では、色や文字なども高島産業のイメージと合うように工夫しました(上田さん)。

大学に入ったら、外部での活動に参加したいと考えていて、説明会で内容を聞きき、楽しそうだと思ったのがきっかけです。実際に参加してみてですが、周りの人が、自分が思いつかなかったり考えなかったりすること考えているんだなと感じ、勉強になりました(理科大 佐藤さん)。

入学したばかりの1年生だと、コロナの影響でお互いのことをよく知らず、授業での接点もない状態でした。そのような中、他の学生と知り合う機会を探したかったので参加しました。普段、関わることの無い人と関われ、ゼロからアイデアを考えることは素直に楽しかったです(理科大 大原くん)。

まず、高島産業は諏訪市が発祥の地であり、諏訪市に協力できればと言う思いがあったことがあります。若い人の斬新なアイデアがどんどん出てきたので、なるべく自分の意見を出し過ぎないようにしましたが、そのバランスを取りながらの関わり方が難しかったです(高島産業 内田さん)。

デザプロの活動を通じて大変だったことは?

地元クリエイターも交えたのワークショップ。皆さん、熱心です

自分の頭の中にあるイメージを言葉にして伝えることは難しかったです。逆に、相手の気持ちを言葉からどう受け止めるか、この点は今後の課題だなと思っています。

また、グループワークの進捗状況が遅いなと感じる時、自分なりに速く進めたかったが、うまく伝わらなかったりもしました(大原くん)。

高島産業さんの社内など、動画のための素材は沢山撮影させてもらいましたが、それらを限られた時間の中でどう映像作品にするか。選択したり、表現の方法が難しいと感じました(上田さん)。

チーム各自の言葉が違ったり、これまでの生活や経験等の前提や見てきているものも違うわけです。しかも、同じ大学内でも世代もバラバラ。そこで、相手のことを考えながらコミュニケーションを合わせたのですが、利害調整の大変さから面白さも感じられました(大高くん)。

逆に、デザプロの活動を通じて楽しかった点は?

成果発表もチームワークで乗り切りました。皆さん、「イケて」ますよ

色々な立場の人がいたので、コミュニケーションが難しい時など、「全然気持ちが通じない」と異文化交流の感じが面白かったですね。それ以外でも、チームの目標に向けてどうしていくのか、各自で時間の間隔も違ったりした点もです(大高くん)。

家の中にずっといたので外出できること自体が楽しかったですし、人との関わりの大切さも分かっただけでなく、皆の違った考え方も刺激になりました(大原くん)。

「動画の構成をどうするか」議論が活発になったんですが、そこで色々なCMを見て参考にしたり、皆で話し合ったのも楽しかったです(上田さん)。

スケジュールが詰め詰めで大変でしたが、チーム内のメンバーが普通に仲良くなれたので、企業見学に行く前や作業の合間など、しゃべっている時でも楽しいひと時でした(佐藤さん)。

世代の異なる学生と話す機会は少ないので、会話自体もそうですし、アイデアの発表方法も「まさかのラップ」で楽しめました(内田さん)。

実は、ラップでの発表はロフトワークとしても不安な気持ちはあったんですが、皆さんノリノリで発表してくれたので、「ラップは行ける!」ことは、ロフトにとっても発見です(笑)(ロフトワーク)。

諏訪の企業に関わってみて、どう感じましたか?

休日でも対応して下さった高島産業・内田さん。機械が並ぶ「ロマン」溢れる風景です

自分は県外から進学したこともあり、知らない企業が沢山あるので楽しかったです(上田さん)。

微細加工技術のことは知っていたんですが、その技術がどのように使われているのか、実際に分かったので面白かったです。工場内を見学した際に、NC旋盤が沢山並んでいる光景を直接見られたのは、ロマン以外のない物でもない経験です(大高くん)。

自分は興奮まではしなかったですが、全く知らない会社や企業の内部を見ることができて楽しかったです(大原くん)。

小学校の社会科見学で工場の内部に入ったことはありましたが、小さい頃はよくわからないまま見学していたし、中学・高校と進むとそのような機会自体が少なくなります。

改めて、大学生になってから訪問する機会ができて、興味深く見学できました(佐藤さん)。

自分は新規学卒者の採用も担当していますが、今までも大学生を会社内に案内したことはあっても短時間だったんです。今回は見学にかなり時間を取れたので、こんなに自社を見た学生はいないと思います。その意味で嬉しかったですね(内田さん)。

自分の今後の活動で生かしたいことはありますか?

ロフトワークとのグループディスカッション。こうした経験も、今後も生かせると良いですね

最後の成果発表で、くろやなぎさんに色々教えてもらえました。くろやなぎさんからは、「自分なりの味を発信することが大事」とのことなので、どんな手段でも試してみたいと思います。SNSも発達しているので、CGとか作ろうかなとも(上田さん)。

以前から、背景や立場の異なる色々な人の企画を調整したかった思いがありました。今回、これを座学ではなく実際に経験できたので、こんなにありがたいことはなかったです。就職しても、実際に運用できればと思ってます(大高くん)。

春休みに2ヶ月くらい時間が取れると思うので、WEBデザインなど自分で作ることをやりたいです(大原くん)。

やりたいことが特に決まってはいませんが、これからもワークショップがあれば参加したいです。行けば何か出来そうな気持ちも持てました(佐藤さん)。

自分も会社紹介する機会は沢山ありますが、自社のことなので知っていることが多いゆえに、相手が期待している以上に盛り込み過ぎて、つい内容を詰め込んでしまうこともあります。

今後、説明に必要な内容を入れたり捨てたりする場合に、見極めていきたいです(内田さん)。

最後に、来年度のデザインプロジェクトに参加を迷う人にも込めて、メッセージをお願いします

グループを引っ張てくれた大高くんです。参加を迷うなら、「やってください!(大高くん)」

色々な人の考えに触れて楽しかったですし、自分にとって確実に利益になることだらけなので、参加したほうが良いです(佐藤さん)。

参加を迷うくらいならやって欲しいですね。大学生だと、「何が楽しいのか分からない」状態の人が多いと思いますが、参加して楽しければそれが基準になるし、つまらなかったらもっと面白いことを探す基本になると思います(大原くん)。

やって後悔はないです。そして、その「きっかけ」は何でもよい。1年生の時から企業や第一線の人たちとの関わりが得られ、見識が広がり役に立ちます。やってください!(大高くん)。

(参加する人は)自分の意見を言う人しかいないと思います。しかも、良い意見が飛び交い楽しいです(上田さん)。

企業にとっても、参加しなければ学生の生の声を聞くことができないので、会社のためにもなります。学生の皆さんも知ることが増えるので、社会見学の延長として思い切って飛び込んで欲しいです(内田さん)。

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